ELECTRIC SUMMER

Base Ball Bear( 棒球熊 ) ELECTRIC SUMMER歌詞
1.ELECTRIC SUMMER

作詞:小出祐介
作曲:小出祐介

街と海の狭間で、指で作った銃を誰かが撃つ
鉄(くろがね)みたいな紅の季節はビルの陰から顔を覗かせている

NGに触れたい表情が映るサイダーを飲み干し、扉を開いた

electric summer 思い出して大空になる街に消えゆく、君に逢いたい

小説色の滲み出す浮世離れした黄昏
夢中になって素肌の告白をかまし合う君達は、夏いね

結んだ髪と香りを振り解いて、
高気圧なあの娘は約束を守りに行く

electric summer 思い出して大空になる街に消えゆく、君に逢いたい
electric summer 潮風に乗り駆け落ちていく人波の中溺れたとしても

夏空を観音開きに封切って、零れた水色オルゴールに詰めた
君が書いた詩に俺が曲をつけてくように弾ける、降り始めた雨

街中が爛々と鳴ってる 太陽の触覚が俺に伸びてる
永遠の存在を今、確かめる

electric summer 思い出して大空になる街に消えゆく、君に逢いたい
electric summer 思い出して永遠になるその前に

さぁ、夏が終わる前に


2.Good bye

作詞:小出祐介
作曲:小出祐介

黒い髪なびかせ 駆ける君の刹那とエロチシズムに
いつかまた逢えるだろうか?

グッド・バイ

冴え渡る初夏の日 早送りで過ぎていく
黒い紙みたいな 真夜中は繰り返して

グッド・バイ

冥土までは付き合えないから、ここで
耳が赤くなってしまうから、ここで

幸せな結末 巻き戻して、何度も見る 夏服の君に
いつかまた逢えるだろうか?

冥土までは付き合えないから、ここで
耳が赤くなってしまうから、ここで グッド・バイ
冥土までは付き合えないから、ここで
街が紅くなってしまうから、ここで グッド・バイ

冥土までは付き合えないから
街が紅くなってしまうから
グッド・バイ


3.SAYONARA-NOSTALGIA

作詞:小出祐介
作曲:小出祐介

やめてしまったの?詩を書くことも
結構良い事だと、思っていたんだけど

荒れていたんだろ?忘れてしまえよ
きっと、消そうと思えば
あっさりとしているんだ

ミニスカート揺らいで 小ぶりの胸 夏の涼風
フェンス越しに電車走って 渋谷の坂の上

求めた喪失感 さよなら

彼女見る幻影 地を這う女
もっと酷いものだって、別に構わない

お香を焚いて
バニラの香りが部屋にしだしたとたんに、窓を開けた

夕方腐っていた、昨年を思い出してみる
脱ぎ捨てた白いYシャツ それ以外は忘れた

失くした幻想観 さよなら

愛してるなんて言っていた気持ちが
どうもこうも笑えてくる
今日は現実的すぎる一日

今日も普通がいいや